昨日は、足元の悪い中トークイベントにご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
スピーカーの白熱したトークは勿論ですが、今の状況を何とかしたいという気持ちに溢れた会場からの発言に胸が(時折目頭も)熱くなるととともに、弁護団に寄せていただいている期待の大きさに身が引き締まりました。
<イベント概要>
ひとりひとりの「思い」をどう次に繋げるか〜みんなで考える「医学部入試問題」のこれから
1月31日 (木) 19時から21時 中目黒トライ
定員 100名 入場料 1000円
2018年8月の東京医大不正入試報道は,多くの女性・男性に衝撃を与えました。医学部入試における女性差別対策弁護団のクラウドファンディングには391人,672万円を超える支援が集まるなど,この「事件」に心を動かされ,「何とかしたい」「この状況を変えたい」との思いを抱き,「自分なりにできることは何なのか」と考える人々が多くいることが明るみに出ました。医療,教育,ひいては社会のあらゆる場面に,いまだあからさまな女性差別が存在する――。私たちは今どのような状況にあり,何から解決していけばよいのか。そのために,ひとりひとりの思いや行動をどう次につなげていけばいいのか。エッセイストとして活躍する小島慶子さん,医師として精力的に発信を続ける宋美玄さん,ジェンダー論を専門とする瀬地山角さんをパネリストにお迎えし,参加者のみなさんとの意見交換を通じて,ともに考えていきたいと思います。
【スピーカー】
・小島慶子(こじま けいこ エッセイスト,東京大学大学院情報学環客員研究員)
1972年,オーストラリア生まれ。学習院大学卒業後,TBSにアナウンサーとして入社。99年,TBSラジオの参加型討論番組『アクセス』でギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。2010年にフリーとなり,ラジオ,テレビ,雑誌など多様なメディアで活動中。
・宋美玄(そん みひょん 丸の内レディースクリニック 医師)
1976年,神戸市生まれ。川崎医科大学講師,ロンドン大学病院留学を経て,2010年から国内で産婦人科医として勤務。子育てと産婦人科医を両立,メディア等でも積極的に活躍し,様々な女性の悩み,セックスや女性の性,妊娠などについて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行っている。
・瀬地山角(せちやま かく 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授)
1963年生まれ,奈良県出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了,学術博士。北海道大学文学部助手などを経て,1994年東京大学助教授。2009年より現職。この間に韓国のソウル大学に留学し,ハーバード大学,カリフォルニア大学バークレー校で客員研究員。専門はジェンダー論。
【モデレーター】
・佐藤倫子(さとう みちこ 香川県弁護士会 弁護士)
1975年生まれ,千葉県出身。中央大学法学部法律学科卒業。医学部入試における女性差別対策弁護団事務局員,日本弁護士連合会男女共同参画推進本部事務局長