6月20日、順天堂大学医学部入試における女性差別により、損害を被ったとして、13人の元受験生の女性が、受験料の返還と不公正な入試を受けさせられたことに対する慰謝料を求め、学校法人順天堂に対し、4270万1080円損害賠償請求を提起し、弁護団が記者会見を行いました。(事件番号:令和元年(ワ)16146号損害賠償請求事件)
順天堂大学は、女性に不利になる合格判定基準を用いて入試を行い意図的計画的に、女性差別を行ってきました。問題が発覚後も、「女性のコミュニケーション能力が高いため、入試の判定基準において調整した」などとして、入試において女性を不利に扱ったことを正当化しました。
弁護団としては、こうした正当化を許すことなく、裁判で元受験生の方々の被害救済を実現するべく、引き続き活動していきます。