東京医科大学に対する損害賠償請求訴訟 最高裁決定を受けての弁護団コメント

東京医科大学に対する損害賠償請求訴訟における東京高等裁判所の控訴審判決を受け、原告は、最高裁に対し、上告受理申立てを行っておりましたが、令和6年10月10日、最高裁判所第一小法廷においてこれを却下する決定があり、東京高等裁判所の判決が確定いたしました。これを受けて、弁護団よりコメントを発表しました。 【掲載版】対東京医科大学損害賠償請求訴訟終結を受けての弁護団コメント20241017 東京医科大学…Read More

医学部不正入試訴訟の意義、弁護団活動等について-弁護団日記(連載17) 

ウィミンズアクションネットワークに連載中のコラム、第17回は、神原みわ子弁護士が執筆しました。 今回は、この訴訟の意義について思ったこと、訴訟の進捗、弁護団の活動について報告させていただきます。 東京医科大学に対する訴訟については、2020年8月14日(金)午前10時30分から進行協議(非公開)、午前11時15分から口頭弁論手続(公開。610号法廷)が、順天堂大学に対する訴訟については、同年9月1…Read More

新型コロナウイルス禍における裁判―弁護団日記(連載16)

ウィミンズアクションネットワーク(WAN)に連載中のコラム、第16回は、折井純弁護士が執筆しました。 新型コロナウイルスの感染拡大は、裁判所の業務や弁護士の仕事にも大きな影響を与え、東京地方裁判所は、民事及び行政事件について、保全事件など緊急性のある事件を除き、すべての期日指定を取り消しました。そのため、5月15日に予定されていた東京医科大学に対する訴訟期日、及び、5月19日に予定されていた順天堂…Read More

「あなたは女の子だから」-伝統的性別役割分業にさようならー弁護団日記(連載15)

ウィミンズアクションネットワーク(WAN)に連載中のコラム第15回目は、中山純子弁護士が執筆し、本件訴訟の背景にある伝統的な性別役割分業について考察しました。 「大学が女性より男性医師が好ましいと考えたのはなぜでしょうか。それは,伝統的な性別役割分業が続く今の日本では,男性医師は,結婚しても,子どもが生まれても,家庭を担う存在が別にいるため(多くの場合は妻),長時間労働に耐えられるはずだと思われて…Read More

女性差別撤廃委員会(CEDAW)の事前作業部会ー弁護団日記(連載14)

ウィミンズアクションネットワークに連載中のコラム第14回目は、杉田明子弁護士が執筆しました。 2020年3月2日から6日まで、ジュネーブにある国際連合ヨーロッパ本部で行われた、女性差別撤廃委員会の事前作業部会(pre-sessional working group)に、日弁連から派遣されて参加し、その中で、今回の医学部入試における女性差別の問題等について日本の現状として報告したとのことです。 ht…Read More